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- 過日、ネットで「熱し易く冷め難い」鍋・スキレットのキャッチを見ました。
- 単なる鉄の鋳造物ですが、この「熱し易く冷め難い」という、解り易いですが、非科学的な表現を使っていいのかな?
- 「熱し易い」ってことは、熱伝動率が高いってことか、あるいは質量が小さいこと。
- 分厚い鍋なので、質量は大きいので、鉄の熱伝導率の高さを言っているわけです。
- 鉄は確かに熱伝導率は、キャンピングギアで使われる中では、アルミに次いで高いです。 他には、金とか銅も高いですが・・
- でも、熱伝導率の高さは、両刃の剣というか、熱くなる方向にも冷める方向にも当てはまるわけです。
- だから、熱し易いものは、冷めやすいのが自然の摂理。
- 「分厚いから冷め難い」というのであれば、その分、熱する時間が長くなります。
- 鉄やアルミは熱し易く、冷め易い。ステンレスやチタンは、熱し難く、冷め難い。が科学的な説明です。
- そして、どの材料でも質量の大きい=分厚いものは、熱し難く、冷め難い。
- 車のタイヤのCMにも「よく止まる、燃費の良いタイヤ」みたいなのがありますが、
- ころがり抵抗が高いとよく止まりますが、燃費が悪くなります。
- 正しくは、ころがり抵抗を適度に調節して、制動能力と燃費のバランスを上手く調整したタイヤと言うべきです。
- 熱し易いアルミ・鉄と熱し難いステン・チタンを使っているプチかまど、地表へのインパクトについてが、次のコラムのお題です。
⇒熱し難いと地表は?